茶のいろは

焙じ茶のこと

お茶の主な有効成分はタンニン・カフェイン・ビタミン類。このうち、ほうじ茶には抗ガン作用などで注目されているタンニンは含まれていますが、カフェインはごく少量だけ。それは、ほうじ茶を作る際、柳類のお茶(番茶)を高温で焙じることにより、カフェインが“とばされる”ため。夜、お飲みになっても眠れなくなることは少ないでしょう。(ただし、個人差があります。)※ カフェインといってもお茶の場合は、おなじくお茶に含まれるテアニンとの相互作用で、カフェインのもつ覚醒作用もおだやかに働きます。

焙じ茶の淹れ方

茶葉8g 湯量 100ml 湯の温度 約100℃ 
急須の時間 約15秒
  • 茶葉を、大さじ山盛り約4杯(8g)を急須に入れます。
  • 一度沸騰したお湯100ml(約100℃)を急須の茶葉にしっかりと熱湯をあて蒸らしながら淹れてください。
  • すぐにふたをして約15秒待ちます。
  • 2つの湯呑に交互に3回ぐらいに分けて、残さず最後の一滴まで注ぎ分けます。

開封後の場合

密封して冷所に保存してください。「高温多湿の場所」「直射日光」「強い香りのそば」は避けてください。

未開封の場合

商品に賞味期限を表示しています。期限を過ぎると風味は少しずつ失われていきますので、できるだけ早く召し上がりください。*未開封のまま冷凍し、開封前に24時間かけて常温に戻してから開封してください。

焙じ茶になるまで

焙じ茶ができるまでの工程。
  • 茶畑(寒冷紗覆下茶園・露天園)

    寒冷紗で新芽を覆い直射日光を遮った覆下茶園で摘みとられた茶葉の茎を使った玉露茎焙じ茶。日光を十分に受けて、自然な環境で栽培されている露天園で摘みとられたのが焙じ茶です。

  • 茶摘み

    立春から八十八夜(5月2日前後)が過ぎた頃、その年初めての茶摘みとお茶作りが始まります。4月下旬から、茶葉の中に香りの成分やうまみが蓄えられた新芽と柔らかい茶葉だけを丁寧に摘み取っていきます。

  • 蒸す・揉みながら乾燥させる

    生葉の鮮度が落ちないうちに蒸します。若葉の持つ新鮮な色や香りが損なわれないよう約15~20秒蒸すことで茶葉の酸化酵素の働きを止めます。発酵茶や半発酵茶にはない緑茶独自の工程です。そして、蒸した葉を揉んで、繊維をほぐし、最初は粗く、次第に丁寧に揉み、均一なよりをかけ、水分を十分にとばし、変質を防ぎます。同じ畑から採られた抹茶とはここからたどる道が異なります。

  • 高温で焙じる

    煎茶、番茶、茎茶などを強火でほうじて、芳醇な香ばしい薫りを引き出します。焙煎機で約200度で焙煎し、茶葉を焙じることによってカフェインがとばされ香ばしさとすっきりとした味わいが楽しめます。高級な焙じ茶から日常的な焙じ茶まで幅広く楽しんでいただけるお茶です。

辻利兵衞本店のお茶

辻利兵衞本店のお茶の種類の紹介です。
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